最低賃金や実質GDPが隣国韓国に抜かれて、もはや劣化する経済に目も当てられない我が国日本。
日本において、いまだに新しいビジネスを始めようと考えている方はいないはずです。
世界は、どの企業もグローバルにビジネスを展開しており、ほとんどの企業が自国に留まっているのは日本だけです。
そして海外進出をせずに保守で現状維持を続ける日本企業が、日本の劣化した経済を作ったと言っても過言ではありません。
一方、数は少なくても海外進出を目論んでいる日系企業もいるのは事実。
特に昨今は、シンガポールへの事業展開が注目を浴びています。
そこで今回はシンガポールでのビザ取得について詳しく紹介します。
シンガポールでビザを取得する方法5つ！
日系企業が手軽に進出できることで、注目を浴びているシンガポール。
シンガポールへ事業展開するためには、ビザを取得する必要があります。
今回は、以下にてシンガポールにてビザを取得する方法を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 書類作成
まずはシンガポールでのビザを発行するための書類を作成しましょう。
シンガポールにて起業をする場合は、就労ビザである（Employment Pass）が必要となります。
このEmployment Pass、通称Eパスはオンラインでも発行可能なので、すぐに書類の準備はできます。
ビザ発行公式サイトなどを検索して登録しましょう。
さらに、Eパスを発行するためには、さまざまな条件があり、その一つが資産です。
基本的にEパスを発行するためには、申請者の給与の一年分が必要となります。
上述したように、Eパスを発行するためにはさまざまな書類や条件が必要となるので、この点は以下にてしっかりと把握しておきましょう。
2. In-Principle Approval (IPA) Letter発行
ビザの申請が済んだら、In-Principle Approval (IPA) Letterを発行しましょう。
ビザの承認が降りると、MOMという機関から書類が届きます。
こちらには、会社に携わるクライアントや会社役員など、事業に関わる人たちとのサインを行います。
また、健康診断が必要とレターに記入されていることもあるので、しっかりと全体に目を通しましょう。
3. 健康診断
In-Principle Approval (IPA) Letterを提出したら、健康診断を行います。
就労ビザには健康診断も必要なのです。
現地にてパスポートとレターにあった書類を用意し、任意の病院へ向かいます。
病院では血液検査や問診、レントゲン撮影などが行われます。
4. 仮ビザの発行
健康診断で問題がなければ、仮ビザが発行されます。
仮ビザが発行されれば、就労やビジネスを行うことが可能となりますが、有効期間に期限があります。
有効期限は1ヶ月です。
そのため、有効期限が切れる前に、本ビザ登録に必要となる写真撮影と指紋登録を行いましょう。
5. 写真撮影と指紋登録
仮ビザの発行が終了したら、次は S/Eパスに必要となる写真と指紋を登録します。
SパスやEパスはシンガポールでの身分証明書ともなるため、指紋や写真が必須なのです。
シンガポールにある、登録機関へ出向いて各種登録を進めましょう。
なお、写真と指紋を登録してもらうためには、事前に予約をする必要があります。
6. ビザ発行
各種登録が終了したら、ビザの発行へ移ります。
ビザは写真・指紋の登録日から4営業日以内に作成されます。
早めに仮ビザや指紋登録の予約を済ませることで、1週間程度で作成することも可能です。
また、近年はビザの申請も難しくなってきているため、ビザの発行を検討している方は、早めに行動することをおすすめします。
シンガポールビザはどこで発行できる？
さまざまな登録が必要となるシンガポールビザ。
いざビザを発行しようと思っても、どこで発行すれば良いかがわからない方もいることでしょう。
以下では、シンガポールビザが発行できる場所についても紹介しているので、ぜひご覧ください。
オンライン
シンガポールビザは、オンラインにて申請ができます。
例えば、住所や名前などの個人情報は全てオンライン上での申請となります。
忙しい方にとっては、オンラインにて申請するのがおすすめですね。
ビザ申請代理点
シンガポールビザを発行したい方で、忙しくて手が空かない方もいることでしょう。
実は、シンガポールビザはビザ申請代理店を利用することで簡単に発行ができます。
その代わり手数料がかかるため、この点は把握しておきましょう。
- 合同会社ＶＦＳサービシズ・ジャパン
〒105-0014
東京都港区芝1-4-3
SANKI 芝金杉橋ビル４F
電話：050-5433-7978
Email：info.sgjp@vfshelpline.com
営業時間：09:00-14:00
- JTB東京ビザセンター
〒170-0013
東京都豊島区東池袋3-23-14
ダイハツ・ニッセイ池袋ビル6F
電話：03-3988-8024
ファックス：03-5949-6023
営業時間：10:00-12:00, 14:00-16:00
- 株式会社 旅行綜研
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-13-3 虎ノ門東洋共同ビル7階
電話：03-3519-4472
ファックス：03-3519-4407 [03-3519-4420 (2022年3月22日より変更いたします)]
Email：tma-visa@tm-a.co.jp
営業時間：09:30-18:00
エージェントに任せる
シンガポールビザを発行する最も簡単な方法はエージェントに任せることです。
ビザを発行するためには、自身が発行の条件にクリアしているかを確認する必要があります。
しかし、ビザを発行したことがない方にとって、自身が条件をクリアしているかどうかはわからないですよね。
エージェントであれば、多くの方のビザを発行してきたノウハウがあるので、安心してビザの申請を任せられます。
以下では、シンガポール移住に特化したエージェントについて詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
シンガポールにはどんなビザがある？ビザの種類を紹介！
海外進出をするためには、ビザの発行が必須となります。
そしてそのビザの種類は進出先の国によって異なることをご存じでしょうか。
シンガポールには大きく分けて2種類のビザが存在します。
シンガポールに進出するためには、必須の知識となるので、ぜひ覚えておきましょう。
| 条件 | 相性 | 取得割合 | |
| Eパス | 月に5,000ドル稼ぐ | 経営者・幹部 | 高い |
| Sパス | 月に3,000ドル稼ぐ | 技術者など | Eパスに比べると低い |
Employment Pass（EP：エンプロイメントパス）
シンガポールに進出するために必要となるビザの1つが、Employment Pass（通称Eパス）です。
就労パスとも呼ばれるEパスは、外国人専門家や経営者、その幹部向けのビザです。
海外進出する方のほとんどがこのEパスを取得しており、その取得条件は、月に最低5,000ドルを稼ぐこととなっています。
この収入条件は年々厳しくなってきているため、申請したい方は、早めに行うと良いでしょう。
また、Eパスの収入の条件に満たない方は、エージェントなどに相談を行い、アドバイスや支援をもらう方法もあります。
S Pass（Sパス：エスパス）
Sパスは熟練労働者向けのビザです。
技術職の方や、料理人などもSパスに分類されます。
Sパスは月に少なくとも3,000ドルを稼ぐ必要があり、Sパスに比べると取得ハードルは低いです。
しかし、Sパスは一社で採用できる人数が限られているため、現地で多くの人数を雇うことを考えている方は、注意が必要です。
シンガポールのビザを発行するために必要な書類とは？
シンガポールでビザを発行するイメージは掴めたでしょうか。
シンガポールのビザを発行するには、いくつかの書類を用意する必要があります。
以下では、ビザを発行するために必要となる書類についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ビザ申請書
シンガポールのビザを発行するためには、ビザ申請書が必要です。
ビザ申請書は、ビザ登録を行うHPにて入手可能です。
HPは全てが英語表記なので、書類を間違わないよう注意しましょう。
また、エージェントに依頼している方はビザ申請書を代わりに取得してもらいましょう。
資本金
シンガポールのビザを発行するためには、十分な資本金が必要となります。
資本金は最低でも、申請者の給料12ヶ月分が必要です。
こちらは、確定申告書など売上がわかるものを用意するようにしましょう。
また、自身の資本金や条件についてわからない方は、エージェントに詳しい内容を聞いてみるのがおすすめです。
パスポートと写真
シンガポールのビザを発行するためには、パスポートと写真が必要になります。
パスポートには決まりはありませんが、写真はパスポート用に撮影したものを用意する必要があります。
また、3ヶ月以内に撮影したパスポート写真でなければ申請が通らないので、パスポートを更新して、写真と一緒に用意しておきましょう。
学歴証明書
シンガポールのビザを発行するためには、学歴証明書も必要になる場合があります。
学歴証明書とは、大学の卒業証明書など、最終学歴を証明できる書類です。
学歴証明書を提出することで、ビザの発行が優位に進むこともあるので、もし用意できるなら準備しておきましょう。
入国カードの半券
シンガポールのビザを発行するためには、入国カードも必要になります。
入国カードとは、シンガポールに入国するために必要となる書類です。
こちらはオンラインでも申請可能なので、一度参考にしてみてください。
電子で作成した入国カードを書類として控えておくと良いでしょう。
失敗したくない人へ！MDSの海外進出サポートを紹介
シンガポールのビザについての理解は深められたでしょうか。
シンガポールへ海外進出するためには、ビザの発行を含めさまざまな手続きが必要となります。
そこでおすすめするのが、株式会社MDSの海外進出サポートです。
株式会社MDSは実績と信頼のある海外進出エージェントです。
MDSは、全世界に会社を拡大しているグローバル企業で、すでにシンガポールにて何社もの海外進出をサポートしています。
そして、MDSは今やシンガポール最大手の日系企業進出会社となっています。
何社もの企業を進出させてきた実績と、現在も全世界で活躍している信頼があるのはMDSの大きな魅力です。
また、MDSには上記以外にもさまざまなメリットがあるので、詳しい内容が気になる方は、ぜひ以下の記事も併せてご覧ください。
まとめ
今回は、シンガポールのビザを発行する方法について紹介しました。
シンガポールにてビザを発行するためには、さまざまな書類や手続きを揃える必要があります。
また、ビザを申請したとしても、条件をクリアしていなければ、申請が通ることはありません。
書類などを集め、ビザを一人で申請するには多大な労力がかかるうえに、大きな見落としをする可能性もあります。
シンガポールのビザの申請を検討している方は、ぜひエージェントに依頼をして、確実な手続きを行いましょう。
以下の記事では、海外移住エージェントについても紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
