しかし海外ツールは日本語の解説が少ないため、本記事では実際にこのサービスを利用している一ユーザとして、約1分で読めるくらい簡単に【 設定方法 】を解説する。
インスタを通して莫大な売上や集客を可能にしているお店や個人、企業はたくさんいる。
このサービスは他の媒体よりも、効率的かつ低コストで多くの人に認知を与えることが可能だ。
しかし、あなたのインスタを見た人が実際に来店、購入、フォローをするかはアカウントの運用次第でもある。
その逆もまたしかり、いいアカウント、いい投稿を作っても誰からも見られなければ意味がない。
これを効率的に可能にするためのマニュアルになっているのでぜひ参考にしてみてほしい。
プロに確認依頼
ログイン後に左上のバーをタップし、運用コンサル依頼から一つずつ流れに沿ってコンサルを受けられる。
そうすると、プロのインスタグラマーが添削をしてくれる。
これは日本語でも対応可能なのでぜひ活用したい。
手順が明確で、私も最初インスタがわからない時にアカウント改善として大いに役立った。
投稿9枚以下は無理
新しいアカウントで9枚以下の画像の場合まずはすぐに9枚以上投稿しよう。
そしてインスタ上で電話番号やメールアドレスをしっかりと登録する必要があるそうだ。
それをしないと偽アカウントと判定されるためインスタグラムからアカウントを削除されてしまう。
そもそも上記画像にある右のアカウントをフォローしようとは誰も思わない。
数年前に私も新しく作ったサブアカウントを放置してたら勝手に削除された経験があるので、このようなツールの利用有無に関わらず、必ずすぐに投稿は行おう。
ターゲット設定のコツ
管理画面ログイン後、ターゲット設定を更新、画面右上の「設定変更申請」をタップし完了。
画面は切り替わらないがこれで申請完了のようだ。
※ターゲットの変更は何度も頻繁に行うとAIの学習がリセットされてしまうようなので一度申請してから、最低1ヶ月程度は期間を空けて行うことを推奨している。
以下に、私が担当のアドバイザーから以前言われた、おすすめの設定方法も載せておく。
まずは基礎的な理解を
フォロワー3,000名以下はお任せ一択で大丈夫である。
なぜかというと、それはラーメン屋で説明ができる。
たとえば行列ができるラーメン屋にはさらに行列ができる。
インスタグラムでもフォロワーが多いアカウントはさらに多くのフォロワーが付く。
ここでいちいちターゲットの絞り込みを行ってもフォロワーがいないアカウントでリーチすることになるので、本当にほしいターゲットの取りこぼしにつながってしまうのだ。
おすすめの設定は以下の通りである。
- 指定ハッシュタグ:自分の投稿につけるようなタグを3つ程
- ターゲットエリア:お任せ(店舗の場合は商圏タグを3つ程)
- 年齢と性別:全てオン
- 競合アカウント:お任せ
- アクションの種類:全てオン
3,000人を超えている、フォロワーが増えなくてもいいから最初からどうしてもターゲットにリーチしたい人は後半でお伝えする各項目の設定を見てほしい。
また、ここで設定する内容はあくまでも参考程度のターゲットで、会社がAIとビッグデータに基づいてアクションしてくれるので基本はお任せで問題ないだろう。
アクションは基本平日のみ。
Botではなく人の手での運用、そして海外企業なので日本に比べてしっかりとOFFを取る働き方だと思うのでここは理解しよう。
またこのツールを入れている期間は自分からのアクションは一切行わないほうがいい。
アクションブロックになってしまうので。
指定ハッシュタグ
次は指定ハッシュタグの設定方法である。
設定方法は以下の通りで非常に単純であるが最低でも20個は用意した方がいい。
- 言語を統一:日本人をターゲットにする場合絶対に英語のハッシュタグを入れない
- 店舗の人:商圏を広く広範囲で入れよう。県、周辺の市、近隣や県内のランドマーク(xxx遊園地など)
- 個人やオンライン系の人:これは興味でセグメントをかける必要がある。例えば育児情報の発信をしていてママにターゲットする場合、#ママ というタグを入れるのではなくママ層が何に興味あるのかを予測して入れよう。
#節約 #子育て #ママコーデ #入学式 などだ。
また自動で最適化が行われるので#ヨガ #ヨガのある生活 のように2回同じようなタグを入れる必要はない。
※以下最適化について公式のページから翻訳したもの
最適化とは、例えば「#ファッシン」というワードをユーザが管理画面で設定した場合実はファッションのワードに対してアクションの80%程度しか行わず、残り20%はファッションと頻繁に使われている「#コーデ」などというワードで各ワードの反応率を測定しています。
(こちら)それは意図的に比較を行い続け、コーデの方が反応が良い場合は、次は80%を #コーデ にアクション率をよせて、また20%を次はコーデと共通で使われている別のワードに比較対象を行い測定します。
それにより日々効率的なフォロワー増加ワードを見つけることが可能です。
逆を言えば100%素人である方が選択したワードのみするということは効率的なワード発見、さらにフォロワー増加スピードの弊害にすらなるということです。
またこれらのデータを蓄積するため運用アカウント変更などは推奨しません。
MASH公式HPより
ターゲットエリア
エリアは市区町村に加えて、都道府県単位で入れよう。
例えば「新宿区」だけでなく、近くの代々木や中野などもエリアに入れる。
また公園などの場所名も重要だ。例えば「代々木公園」など多くの人が訪れる場所も入れよう。
年齢と性別
次は年齢と性別の設定である。2つに分けて紹介する。
年齢
年齢はターゲットしたい層の前後10歳をオンにしよう。
年齢は絞り込みすぎると取りこぼしに繋がる。
肌を綺麗にしたい人に向けて発信をしていたら、別に肌を綺麗にしたい人であれば20代でも40代でも変わらない。
これはマーケティング的な考え方だが、これを知っておくだけでかなり違う。
性別
性別は、インスタは性別を選択してないアカウントもいるため、20〜30%程は設定した性別以外にターゲットしてしまう許容範囲を取ること。
そもそも100%性別にターゲットできる媒体はこの世に存在しない。テレビ、チラシ、Googleのリスティングですら確実ではないので。
競合類似アカウント
次は、類似店舗アカウントの設定である。
まずは近くの有名な場所や店舗のアカウント、地域のグルメインフルエンサーなどを指定しよう。
そして、必ず1万人-20万人以下のインフルエンサーを選ぶこと。
逆に絶対にダメなのはフォロワーが多すぎるるアカウントである。
例えば渡辺直美やローラなどのインスタは数百万人いるが外国人も混ざっているからだ。
選ぶのは1-3人で十分。
自分がアイドルやエンタメ系であれば問題ないが、芸人やアイドル、エンタメ系のインフルエンサーは避けよう。
ビジネス系であれば「@takaki_takehana」や「@noa_web3.0」、などしっかりとその分野で信頼を持っているインフルエンサーアカウントを選ぶことが重要だ。
アクションの種類
アクションは基本的に「全て使う」ことをお勧めする。
インスタグラムでは各アクションごとに上限数が決められているからだ。
例えばいいねだけをやってほしいという場合、いいねだけにアクションが偏るので制限のリスクが高まったりする場合も当然ある。
また、なかには「フォロー数」が増えるのが嫌だという声も聞こえてきそうだが、安心してほしい。
フォロー数は業者側のコントールでいつでも減らせるし、紹介したラーメン行列の法則の通り、まずは絶対にフォロワー数を伸ばしていくことが重要だ。
そのため1アクションでも多く、1フォロワーでも多く獲得していくことが最優先だ。
一度アクションを設定したら最低でも6ヶ月は変えないことをオススメする。フォローしている人をアンフォローする場合、フォローして1日後にアンフォローすると不快に思う人もいるだろうが、半年後ならそもそも気づかれない。また気づかれても不快に思う人はいないだろう。
最後に、これだけ多く日々アクションをしていればもちろんクレームや変なDMが来ることもある。
もちろん私も経験がある。
だが、チラシのクレーム率は0.3%と言われていて、
私が1年ほど利用してきたクレーム率はわずか0.01%だった。
1万人アクションして1人ということになる。
ここを気にしてアクションをしないよりも、投稿ではどうしてもリーチに波が生まれるのをアクションによって一定の認知を獲得できる恩恵の方が大きいので、気にせずアクションを行ってもらおう。
どんなにいいツールも効果を出すにはやはり使う側が理解をしないと効果が薄くなる。
まずはしっかりとこれらの機能を利用し運用を行なっていこう。