【月額はいくらにすべき?】オンラインサロンの会費設定について紹介!

現代は、コミュニティが多様化しており、中でもオンラインサロンの形態が有名です。実際、オンラインサロンの利用者数は伸びており、新しいコミュニティとしてどんどん人気を高めています。

出典|ICT総研

利用者数が伸びている理由はいくつかありますが、やはり場所を問わずに自分が好きなコミュニティに参加できる点が影響していると考えられます。

自分と同じ趣味や価値観を持つ人と交流できたり、尊敬する経営者や好きな有名人と場所を問わずに関われるのは、オンラインサロンの大きなメリットと言えるでしょう。

これから自分でコミュニティを作りたいと思っている方は、オンラインサロンを作っておくと、時代の流れに乗ってビジネスを展開できます。一方、オンラインサロンを作るにはサービス内容に見合った会費を設定しなければなりません。

そこで今回は、オンラインサロンの価格設定について、コミュニティのタイプ別に紹介します。

【結論】オンラインサロンの月額はいくらが妥当?

結論から言うと、オンラインサロンの月額は3,000〜10,000円に設定しましょう。オンラインサロンは、月額でお金をいただくケースが多いので、3,000〜10,000円以内に収めておくと利用しやすいメリットがあるからです。

一方、サロンの種類や配信するコンテンツはさまざまなため、自分の目指すコミュニティにあった価格設定をしなければなりません。オンラインサロンの4つのタイプに分けて適切な価格を紹介するので参考にしてください。

オンラインサロンの月額をサロンの型ごとに紹介!

オンラインサロンには4つのタイプがあり、それぞれ適正な価格があります。以下の表に参考となる価格をまとめたのでご覧ください。

オンラインサロンのタイプ目的参考価格
コミュニティ型交流や飲み会1,000円前後
ファンクラブ型有名人の舞台裏やオフの発信1,000〜3,000円
スクール型実業家のスキルシェア15,000〜100,000円
プロジェクト型イベントの企画や運営1,000〜10,000円

コミュニティ型はサロンメンバーとの交流がメインのコンテンツとなるため、価格は1,000円前後と低価格帯で提供している方が多いようです。低価格のため、集客力が必要となることを覚えておきましょう。

ファンクラブ型は、アーティストや有名人との交流ができるメリットがあるため、1,000〜3,000円に設定されています。

スクール型は、主催者がこれまでに積み上げた知識や経験、ノウハウをクローズドな環境で提供するため、内容によっては高価格帯でも通用するオンラインサロンです。コンテンツの内容や対象とする顧客によって価格を設定しましょう。

プロジェクト型は、オンラインサロン内で実施する企画によって付加価値が変わるため、変動の幅が大きいオンラインサロンです。西野亮廣エンタメ研究所のように月額980円で人を集めてプロジェクトを進めるパターンと、堀江貴文イノベーション大学のようにあえて高価格帯にしてより情熱を持つ人を集めるパターンがあります。

提供するサービスによって適正な価格が異なるため、上記の表を参考にしながら適正な価格を設定してください。

【コミュニティを作るならこれ!】おすすめのサロンを紹介!

コミュニティを作るなら、スクール型のオンラインサロンがおすすめです。なぜなら、価格表で紹介した通り、他のタイプのオンラインサロンと比較して収益性が全く異なるからです。

また、平均の会員数をオンラインサロンのタイプ別に比較しても、スクール型のオンラインサロンの方が有利であると分かります。

オンラインサロンのタイプ目的平均会員数
コミュニティ型交流や飲み会100人〜500人
ファンクラブ型有名人の舞台裏やオフの発信100人〜10,000人
スクール型実業家のスキルシェア500人〜10,000人
プロジェクト型イベントの企画や運営100人〜500人

会費を高価格に設定できるうえに、会員数もたくさん確保できる可能性を考えると、スクール型のオンラインサロンを作った方がマネタイズしやすいと言えるでしょう。

ビジネス系オンラインサロンの月額を種類ごとに紹介!

スクール型のオンラインサロンを作る場合、よくあるのがビジネス系のオンラインサロンです。一方、ビジネス系のオンラインサロンにもさまざまな種類があるため、コンテンツによって適切な価格が異なります。

有名なオンラインサロンの価格表を作ったので参考にしてください。

UR-U月額8,980円(無料体験入学も可能)
人生逃げ切りサロン月額2,480円
年額26,400円(月額換算2,200円)
メモ魔塾月額0〜5,980円
鴨Bis月額20,000円
一般的なサロン月額15,000円〜100,000円

多くのオンラインサロンで1万円近くもしくは1万円以上の価格帯で設定されているのが分かります。メモ魔塾などのように、一部無料のオンラインサロンもありますが、無料だと提供できるサービスに限りがあるため、求めるノウハウを得られない場合があるので注意しましょう。

高価格帯のオンラインサロンは、主催者も覚悟をもって挑戦しているので、価格に見合ったコンテンツを提供できている可能性が高いでしょう。

オンラインサロンの月額を決める際に注意するべきこと

オンラインサロンの月額を決める際には、上記の5点に注意しましょう。それぞれ詳しく解説します。

サービスの内容と金額が合っているか

サービスの内容と金額が合っているかはしっかりと確認しておきましょう。なぜなら、価格に見合ったサービスが提供できないと、退会率が上がるからです。

ビジネス系のオンラインサロンの場合、利用者のうち50%が20〜30代と言われています。多くの方が会社員と見なし、求めるものはビジネススキルアップ関連でなおかつ1万円以内に設定すると、適切な価格でサービス提供できていると言えます。

対象とする顧客の属性をしっかり考えてサービス内容と価格を検討しましょう。

他のサロンより高くないか

同業他社のオンラインサロンとの比較も行いましょう。なぜなら、すでに世に出ているサービスと価格やサービス内容で差別化を図らなければならないからです。

もし、同業のオンラインサロンが存在しない場合は、自分のサービスとの代替品の価格を参考にしましょう。

例えば、これまでのビジネスの経験をベースに節税に関するノウハウをオンラインサロンで提供しようと思った場合、税理士が競合に入ります。税理士の顧問料の相場は1〜5万円なので、節税のノウハウや勉強会を1万円未満で提供するオンラインサロンを作るなどが考えられます。

競合他社や代替品を提供する潜在的なライバルと比較をすれば、サービスのアイデアが出てきやすくなるのでおすすめです。

サブスクを採用するのか

基本的にオンラインサロンはサブスク型(月額で費用がかかる)でサービスを提供しています。しかし、サブスクだけが正解というわけではないので、サブスクを採用するかどうかは慎重に考えましょう。

例えば、やまもとりゅうけんさんのオンラインサロンは、月額2,480円と年額26,400円(月額換算2,200円)2種類の支払い方法があります。年額でまとめて支払うことで割引が適用され、よりお得にサービスを提供するやり方です。

他にも、100,000円高額サービスを月割りにする方法もあります。サブスク型のデメリットは解約率が高い点にあるため、100,000円の高額サービスを購入したことにし、カードの分割払いと同じ要領で月額に落とし込むとよいでしょう。

年間まとめて支払う方法やまとめ買いで買い切りにすることもオンラインサロンでは可能なので、さまざまな選択肢を考えて決めましょう。

どれくらいの収益を求めているのか

オンラインサロンの運営でいくらの収益を求めているのかを考えて値決めをしましょう。価格設定によって集客する人数や収益性は大きく変わります。以下で、計算例を紹介します。

  • 1,000円×30人=30,000円
  • 10,000円×3人=30,000円

価格を1,000円に設定した場合、集客数は30人で30,000円の収益が得られます。一方、10,000円の価格設定で3人の集客をした場合、得られる収益は同じく30,000円です。

もしも、月収30万円を目指す場合、1,000円の価格設定では300人の集客をしなければなりません。一方、10,000円の価格であれば30人集客できれば達成できます。

お小遣い程度の収益が得られればいいと考えているのであれば1,000円の価格でもよいですが、より収益を上げたい場合は10,000などの高額サービスで集客人数を絞るなどの戦略を考えた方がよいでしょう。

なお、集客にかかる手間はどのような価格帯でもある程度は必要です。特に、ゼロからオンラインサロンを始める場合は認知度も低いため、低価格でも集客には苦労を伴うでしょう。そのため、収益化を目指す場合は高価格帯に設定することをおすすめします。

決済サービスは何にするか

決済サービスについても検討しておきましょう。オンラインサロンに入会してもらうには、決済サービスが利用者にとって使いやすいものでなければなりません。

決済サービスは、DMMオンラインサロンなどの大手プラットフォームでも、別の決済サービスでも利用可能です。

大手プラットフォームの場合、自前で決済サービスを準備する必要はありませんが、売上に対して10〜20%の手数料がコストとしてかかります。

一方、別の決済サービスを利用したり、自前で作ったりすると固定費が発生する違いがあるので注意しましょう。

まとめ

オンラインサロンを開設するにあたって重要な価格相場と設定方法を紹介しました。オンラインサロンは、場所を問わず手軽にコンテンツを提供できるメリットがあります。自分の有益な経験や知識をコンテンツに反映し、適切な価格で提供しましょう。

なお、オンラインサロンの作り方や、ビジネスモデルの作り方がわからない方は、UR-Uのオンラインサロンに入り、実際にユーザーとなって体験してみましょう。

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