観察というと子供の頃、夏休みの宿題で朝顔の観察などをした方も多いと思います。
社会人になった今は、それを応用し「相手の表情や仕草や物事」に対して気付ける力が観察力です。
ビジネスを行う上で重要な力ですので、身につけておかないと出世や収入に直結します。
観察力の身につけ方と鍛える方法を解説していきます!
観察力とは?
観察とは物事や人を注意深く細かく見て、状況を理解することです。
こんな経験したことありませんか?
家に帰ってしばらくしたらパートナーの機嫌が悪くなり、「何か気づかない?髪切ってきたんだけど」と言われてハッとした。
これは観察力がないからです。
家だけではなくビジネスでも同じで、「誰か」や「何か」の小さな変化に気付けるとコミュニケーションがとりやすくなり、ミスや失敗も減らせます。
観察力と洞察力の違い
洞察力という言葉がありますが、観察力とどのように違うのか解説していきます。
観察力とは目で見える表面的な部分を細かく見ていくのに対し、洞察は表面的な部分も見つつ「なぜそのことが起こったのか?」「原因はなんなのか?」など背景で起こっていることを推測する力を指します。
例えば、パートナーが髪を切ってきたことに気付くのが観察力で「暑くなってきたので髪を短くしたのかな?」や「女優の〇〇さんに憧れてるって言ってたから、〇〇さんのみたいな髪型にしたのかな?」などを気付けるのが洞察力です。
観察力の5つの鍛え方
観察力を鍛え方には5つあります!
- 褒める
- 周囲に気を配る
- コミュニティを変えてみる
- 自分から情報を取りに行く
- 常識を疑ってみる
この5つについて解説していきます。
褒める
観察力を鍛えるためには褒めることが重要です。
あなたは人を褒めることが得意ですか?
外国人は褒め上手なイメージがありますが、日本人は褒めることより褒められることを考えがちな人種です。
人を褒めるにはその人のことを注意深く見ていないと、褒めるポイントを見つけることができません。
仕事上でも家庭でも誰かに会ったら何か一つでも褒めるポイントを見つけられれば、コミュニケーションも円滑になりますしお互い良い気分で過ごせます。
なので、人を観察して褒めることが重要です。
周囲に気を配る
観察力を鍛えるためには、周囲に気を配ることが重要です。
飲み会などで「グラス空きそうですけど何飲みます?」と言って注文してくれる人いますよね?
そういう人は日頃から人や物事の小さな変化に気付きやすく、人や物事への興味や関心が強い人です。
ということは、普段から色々な人や物事に小さなことでも興味を持つことで観察力が鍛えられます。
コミュニティを変えてみる
観察力を鍛えるためには、コミュニティを変えてみることが重要です。
会社に行けば毎日同じ人たちと顔を合わせ、同じような会話をし…と毎日同じことの繰り返しです。
そうなると視点や考え方に変化がなくなってきます。
それを避けるために違う会社の人と交流ができる交流会に出かけたり、オンラインスクールに入ったりしてコミュニティを変えることで違う視点や考え方を取り入れ、いろんな方向から一つのことを観察できる力を身につけられます。
自分から情報を取りに行く
観察力を鍛えるためには、自分から情報を取りに行くことが重要です。
普段街を歩いているとき、他の人が何か会話をしているときにもアンテナを張っておくことが重要で、日頃起こっている全ての物事は全て情報だからです。
なぜなら自分の知らないことや新しい情報を得られ、違った角度からの見方を増やし変化に気づけるようになります。
ですので、好奇心を持って人の会話や日常の物事にアンテナを張る必要があります。
常識を疑ってみる
観察力を鍛えるためには、常識を疑ってみることが重要です。
これが常識と決めつけていると考え方や物事の見え方が固まってしまい視野が狭くなってしまいます。
「〇〇はこうだけど、こうではないかもしれない」という疑いを持って物事を見ると、違う見方に繋がり視野が広がって小さな変化に一段と気付きやすくなります。
なので常識に囚われず柔軟な視点を持って気づきを増やしていきましょう。
観察力を身につける5つのメリットとは?
観察力を身につけるメリット5つをご紹介します。
- コミュニケーションが上手くなる
- ミスやトラブルを減らせる
- 敏感になる
- 分析力が高くなる
- 判断力が上がる
これらを解説していきます。
コミュニケーションが上手くなる
観察力を鍛えることで相手の些細な変化に気づけます。
なぜなら心の変化や何を求めているのか汲み取れるようになるからです。
例えば、「最近元気がないな」「ミスが多いな」など、表面的なことだけではなく内面的なことにも気づけるようになります。
ですので相手に配慮することで、話題ができコミュニケーションが上手く取れるようになるのです。
ミスやトラブルを減らせる
観察力を鍛えることにより、ミスやトラブルは未然に防げます。
普段から物事をこまかくみる癖がついているため、ちょっとした事でも違和感を感じるからです。
例えば、車で配達に出かける時何気なく車を眺めていたら違和感を感じたので、見てもらったらタイヤがパンクしかけていた。
これは普段から車のことを観察していたから気づけたことです。
なので、観察力を鍛えておくとミスやトラブルを防げます。
敏感になる
変化に気づくことは、見た目の情報だけに限った事ではありません。
視覚以外の感覚からも情報を得ることが重要で、味や熱や匂いや触れる感覚でも変化に気づけます。
なので、五感全てを使って変化を敏感に感じ取ることが必要です。
分析力が高くなる
観察することで小さな変化に気づき、「なぜそうなった?」と原因を追求することで分析力を高められます。
相手の問題の原因を追求し気づいたことを伝えてあげると、「気にかけてくれている」「自分に興味を持ってくれている」ことが伝わり信頼関係やコミュニケーションに繋がります。
判断力が上がる
トラブルが起こったときや急な判断を求められるとき、観察力があれば現状を把握し次に打たなければいけない手の情報を集められます。
冷静になって観察力をフルに発揮し、トラブルを乗り切る力をつけることで他者からの信頼を得ることに繋がります。
まとめ
観察力を付けると小さな変化を五感で感じ、相手への配慮やコミュニケーション、仕事でのミスを防ぐことが可能です。
普段話さないような人と話したり、常識を疑うことで気づきの幅や角度などの視点が増え更に観察力の強化に繋がり、コミュニケーション力や違うコミュニティの人脈も広げられます。
街を歩いているときも、人との会話にも常にアンテナをはって情報収集し、観察力を鍛えていきましょう。
その他にもビジネスで役立つビジネスフレームワークについて解説している記事もありますので、合わせてご覧ください。
ビジネスフレームワークとは?今知るべきフレームワーク厳選5選と実践的な使い方を徹底解説