インフルエンサーで有名な社長たちはたくさんいるけど、本当にすごい人たちなのかな?もし本当に成功しているなら会社の業績もすごい伸びているはずだよね。
本記事では、上記の疑問に答えます。
インフルエンサーはSNSでの活動も活発で、成功するためのノウハウを発信しています。しかし、本業では何をしているのか分からないし成功しているのかどうか疑わしいと思う方も多いでしょう。
インフルエンサーたちが経営している会社の実態がわかれば、本当に優れた経営者かどうか客観的に判断できるので本記事で詳しく紹介します。
インフルエンサー達の会社ランキングTOP5!
早速、インフルエンサー達の会社ランキングを紹介します。今回取り上げるインフルエンサー達の会社の経営状況を表にまとめました。
創業者 | 従業員数 | 事業数 | 創立 | 伸び率 | 資本金 | 売上規模 | 推測利益率 | 事業内容 |
竹花貴騎 | 103 | 14 | 2016 | 12.5億円/年 | 1億4700万円 | 50億円(2020) | 70% | ・ドバイへの移住サポート ・Instagramマーケティングサポートなど多数 |
三崎優太 | 60 | 3 | 2007 | 13.1億円/年 | 3300万円 | 131億円(2017) | 20% | EC通販(フルーツ青汁など) |
マコなり社長 | 130 | 7 | 2012 | 2.8億円/年 | 2億4000万円 | 25億円(2021) | 赤字 | プログラミングスクール |
勝友美 | 8 | 1 | 2014 | 6千万円/年 | 9百万円 | 3億円(2018) | 40% | オーダーメイドスーツ |
前田裕二 | 122 | 4 | 2015 | △1億3,980万円/年 | 1億1600万円 | 純利益で△6億9,900万円(2020) | 赤字 | ・ライブ配信サービスSHOWROOM ・映像配信アプリsmash. |
それぞれのインフルエンサーと会社の状況を詳しく解説します。
1位:MDS(竹花貴騎)
会社名 | MDSグループ |
創業者 | 竹花貴騎 |
事業数 | 14 |
創立 | 2016 |
伸び率 | 12.5億円/年 |
資本金 | 1億4700万円 |
売上規模 | 4年で年商50億円 |
事業内容 | ・UAEドバイでの国際会計監査法人 ・Instagramマーケティングサポートなど多数 |
最初に紹介するのは竹花貴騎さんが経営するMDSグループです。MDSグループはドバイへの移住サポートやInstagramマーケティングのサポートなど、多数の事業を展開している会社です。
本記事で紹介するインフルエンサー達の中でも最も成功しているといえる企業でしょう。なぜなら、経営年数以外の項目で高得点を記録しているからです。
事業の伸び率(年度ごとの売上アップ率)と資本金(出資を受けた金額)に注目してください。
4年で年商50億円にまで成長させており、年度ごとに12.5億円ずつ売上が上がっている計算になります。本記事で紹介するインフルエンサーたちの中でも勢いが違うのが見て取れるでしょう。
実際に竹花貴騎さんはX(Twitter)で決算書を公開しています。
また、資本金も1億4700万円と大規模な出資を受けています。資本金は、手元資金だけでなく、投資家が出資した返済義務のない運転資金を指すため、金額が大きいほど経営の安定性と事業や経営者に対する信頼度が高いことを意味します。
経営年数は他のインフルエンサー達と比較するとまだ短いものの、圧倒的な伸び率と経営の安定性を考えれば、経営年数の短さは短所にならないでしょう。
MDSは何の事業をしている?
MDSはさまざまな事業を展開しており、今後も成長が見込まれる企業です。展開している事業を以下にまとめました。
- GLOBAL ACCOUNT:UAE ドバイでの国際会計監査法人
- UR-University:ビジネスを学べる日本最大級のオンラインスクール
- Insta Marketing:Instagram集客の運用代行
- MEO Marketing:Googleマップの検索結果上位表示をサポートするサービス
- HP CREATION:HP制作代行
- CLOUD STARTUP:MDSサービス販売の代理店制度(UR-U生は無料)
- PORTCAKE:GoogleマップとInstagramの投稿を紐付けるサービス
- REVENUE SHARE:MDSが経営する飲食店利用のキャッシュバック制度
- 経営者バンク:経営者・富裕層向けのコミュニティ
- YouTube Creation:YouTube動画の企画・運用の代行
- SEO CREATION:Google検索結果上位表示のサポート
- マデサポ LINE:企業の公式LINEアカウント運用代行
- PEPPERBOO:ローカルの情報をベースにした海外の不動産物件紹介サイト
- STORE TEAM:MDSが経営する飲食店の一覧
さまざまな事業を展開しているMDSグループですが、特に主力事業となっているのは「GLOBAL ACCOUNT(ドバイへの進出サポート)」です。
竹花貴騎さん自身もドバイに移住しており、無税でビジネスを展開しているため、現地での法人設立や不動産購入などの手順を詳しく知っています。日本では、法人税や所得税などの税金が高いため、無税でビジネスをできるドバイ進出サポートが企業から人気なのです。
MDSはドバイ政府から正式なライセンスも取得しているため、海外進出時のトラブルとなる詐欺とも無縁で安心できるサービスで人気を集めています。
MDSの強みとは?
MDSの強みは、以下の5点です。
- 1.行政からの公認ライセンス
- 2.オフィスがある(日本側の税務・銀行視察・労務局・家賃一括なので資本力がある)
- 3.会計・監査が含まれてる(ドバイでの罰金や日本側からの税務への対策)
- 4.UAE最大の日系進出・国際会計支援
- 5.フリーゾーン・メインランド両方対応
先ほど紹介したGLOBAL ACCOUNT(ドバイへの進出サポート)サービスをドバイで行うには、政府から公認のライセンスを取得しなければなりません。
ドバイ政府の公認ライセンスは、ドバイ政府や現地の銀行からの視察にも対応して現地でビジネスの実態があることを証明しなければ取得できないため、オフィスやスタッフなどを予め準備する必要があります。
つまり、ドバイでライセンスを取得するには資本力がなければならないのです。GLOBAL ACCOUNTサービスは、資本金も豊富でなおかつ投資家の信用もあるからこそ成り立つビジネスといえるでしょう。
代表:竹花貴騎はどんな人?
竹花貴騎さんは東京都東村山出身の実業家で、もともとは会社員でした。家族ができたことをきっかけに将来に不安を覚えるようになり、副業に挑戦。
Instagramマーケティングサービスの副業と併せて会社員時代には年収2,000万円を達成し、独立しています。一時期はGoogleの業務委託社員であった経歴を「Googleで働いていた」と詐称して炎上したこともありました。
Instagramマーケティングサービスでの成功を皮切りに、社員研修をオンラインスクール「UR-U」に育て上げ、さらに成功を求めてドバイに進出した経験が今のMDSグループを作っています。
さまざまな事業を展開している竹花貴騎さんですが、彼の人生を振り返ると、MDSグループの事業に一貫性を見いだせるでしょう。
2位:三崎優太
会社名 | ファビウス株式会社(旧株式会社メディアハーツ) |
創業者 | 三崎優太 |
事業数 | 3 |
創立 | 2007 |
伸び率 | 13.1億円/年 |
資本金 | 3300万円 |
売上規模 | 10年で131億円 |
事業内容 | EC通販(フルーツ青汁など) |
続いて紹介するのは、青汁王子こと三崎優太さんが創業したファビウス株式会社です。もともとは株式会社メディアハーツという企業名で、フルーツ青汁の通販で有名になりました。
特筆すべきはその伸び率で、2007年の創業から10年で年商131億円にまで成長するほどの勢いです。三崎優太さんがもともとブログアフィリエイトで成功された経験をもとに、優れたLPを作って広告効果を高め続けた結果といえます。
資本金と事業数は少ないものの、LP制作などを自社で運用されていたため、広告費用をかけずに会社運営をできたのが成功の理由だと分析できるでしょう。実際、三崎優太さんが売れるLPの作り方について解説した動画があるので掲載します。
なお、現在は三崎優太さんは代表から退き、後任の村上広健さんが代表を務めています。フルーツ青汁で有名になったものの、その後の企業の動向がリサーチしてもあまり見えなかったため、最新の状況は今後も見ていく必要があるでしょう。
3位:マコなり社長
会社名 | 株式会社div |
創業者 | マコなり社長(真子就有) |
事業数 | 7 |
創立 | 2012 |
伸び率 | 2.8億円/年 |
資本金 | 2億4,000万円 |
売上規模 | 2021年で25億円 |
事業内容 | プログラミングスクール |
続いて紹介するのは、マコなり社長こと真子就有(まこゆきなり)さんが創業された株式会社divです。国内最大級のプログラミングスクール「テックキャンプ」が有名で、プログラミングを学びたいビジネスパーソンから人気を集めています。
2012〜2021年の9年間で25億円規模の企業に成長させており、毎年2.5億円ずつ売上を伸ばしている計算です。資本金も2億4,000万円と本記事で紹介するインフルエンサーの中では最高額で会社としての財務基盤が厚く、投資家から信頼されているといえます。
しかし、肝心のマコなり社長は2023年10月現在、代表取締役ではないようです。一時期は、マコなり社長のリーダーシップで事業を伸ばしていましたが、2023年3月末をもって退任されました。退任された理由は、今後上場を目指す上でマコなり社長が適任ではないという自己分析を本人がされたためです。
実際の動画と記事がこちらです。
今後もIPO(会社の株式を投資家に売り出すために株式市場に株式を新規公開すること)を実現するために株式会社divは事業を継続しますが、成長のためにあえてマコなり社長は退任を決断されています。
なお、代表取締役を退いた後は、新しく株式会社Surpriseを設立し、マコなり社長のYouTube動画や有料の月額メールマガジンを配信しているようです。
今後もマコなり社長としての活動は続くと予想できます。
4位:勝友美
会社名 | 株式会社muse |
創業者 | 勝友美 |
事業数 | 1 |
創立 | 2014 |
伸び率 | 6千万円/年 |
資本金 | 9百万円 |
売上規模 | 2018年に年商3億円 |
事業内容 | オーダーメイドスーツ |
第4位のインフルエンサーは、勝友美さんです。勝友美さんが経営するのは、オーダーメイドスーツ専門店の株式会社muse。YouTubeやInstagramでもカッコイイスーツ姿で仕事や恋愛の相談に乗る姿に魅了されている方も多いのではないでしょうか。
短大を卒業後、アパレルの会社に入社した初日にトップセールスを記録するほどの実力を持っています。洋服が大好きで情熱を注げるからこそ、成果を出せたといえるでしょう。
2014〜2018年で年商を3億円にまで伸ばしており、毎年6千万円のペースで事業を拡大しており、今後も伸びると予想できます。株式会社museは、2023年現在もオーダーメイドスーツ一本で勝負されており、勝友美さんの洋服に対する情熱は今後も続くことでしょう。
なお、事業そのものとしては、他のインフルエンサーたちと比較すると小規模ではあるため、まだ成長中の企業といえます。
5位:前田裕二
会社名 | SHOWROOM株式会社 |
創業者 | 前田裕二 |
事業数 | 4 |
創立 | 2015 |
伸び率 | △1億3,980万円/年 |
資本金 | 1億1600万円 |
売上規模 | 2020年時点で純利益が6億9,900万円の赤字 |
事業内容 | ・ライブ配信サービス『SHOWROOM』 ・映像配信アプリ『smash.』 |
最後に紹介するのは、「メモ魔塾」で有名になった前田裕二さんが経営するSHOWROOM株式会社です。SHOWROOM株式会社では、ライブ配信サービスや映像配信アプリの開発と運営がメインの事業となっています。
しかしながら、業績はあまり好調とはいえません。なぜなら、2019年時点で3億1,838万円の赤字を出しているからです。実際の純利益のグラフが見つかったので掲載します。
2017年以降から赤字が続き、2020年度の決算では純利益が6億9,900万円の赤字で決算を迎えています。2021年以降は少し業績が回復しているものの依然として赤字です。
メモの魔力で有名になった前田裕二さんですが、会社経営についてはその手腕を疑われています。実際の口コミがこちらです。
経営者としての手腕が疑われているため、今後どのようになるかは不透明といえるでしょう。
インフルエンサーでも会社が人気かは別物!
インフルエンサー達の会社を見てみると、経営者としての手腕とSNS上での人気は別物といえるでしょう。インフルエンサー達の会社や経営状況を知って見る目が変わった方も多いのではないでしょうか。
順調に事業を伸ばしている経営者もいれば、赤字を出し続けている経営者もいます。インフルエンサーのSNS上の投稿だけではなく、実際の経営状況もリサーチして本当に実力がある人物なのかを判断しましょう。
結局おすすめのインフルエンサーは?
リサーチした結果、おすすめのインフルエンサーは竹花貴騎さんといえます。なぜなら、経営年数が短いにもかかわらず、毎年12.5億円のペースで事業を伸ばしているからです。
MDSのGLOBAL ACCOUNTサービスは、正式にドバイの政府から公認ライセンスを取得しており、日経のドバイ監査法人では最大規模を誇ります。
また、ドバイへの進出サポートだけでなくInstagramマーケティングの事業も顕在です。SNSを使って見込み顧客にアプローチして集客力を上げるサービスは今後も時代から求められると予想できる事業なので、MDSはさらに伸びるといえるでしょう。
MDSのサービスに興味がある方は、以下のリンクからお申し込みください。
まとめ
インフルエンサーたちが経営する会社について紹介しました。本記事で紹介したとおり、インフルエンサーの人気と経営者としての手腕は別物です。
インフルエンサーたちの投稿だけでなく、経営している会社の実態を捉えることで、本当に実力がある人物かどうか見極められるでしょう。竹花貴騎さんは、今もMDSグループの代表として積極的に活動を続けています。
インフルエンサーとしても経営者としても優秀なので、気になる方はMDSのサービスに申し込みましょう。