「個人の時代」と言われ会社に依存せず自ら事業を立ち上げたり、副業を始めたりと自由な生き方を選択する人が増えています。
個人で生計をたてたり、今の会社で昇進して行くためにもビジネススキルが必要になります。
ビジネスに関する悩みを解決するためにスキルアップしたいと思う人も多くいて、その悩みを解決するためにビジネススクールがあります。
「スキルアップして将来ビジネスマンとして活躍したい」
「数が多くてどのビジネススクールがいいのかわからない…」
ビジネススクール選びで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回はスキルアップして収入を上げたい人に向けて、ビジネススクール選びに困らないように、ビジネススクールの概要を説明していきます。
ビジネススクールとは
ビジネススクールは、経営やビジネス及びマネジメントなど多岐に渡る知識やスキルを教える教育機関のことを指します。
日本においてビジネススクールの定義は広く、経営・ビジネスに関わる知識を提供する経営学修士(MBA)の学位を授与する経営大学院に限らず、企業や大学、現役の経営者や個人事業主によるビジネス講座やコンテンツの配信などもビジネススクールのカテゴリーに分類されます。
MBAとは
MBA=Master Of Business Administrationの略称で、日本語では経営学修士と言う名前になります。
日本では、マネジメントや財務会計、マーケティングそして経営戦略など経営組織に必要である「人・物・金」と言ったいわゆる経営資源となるものを体系的に経営大学院で学び、学位が授与されるものです。
MBA取得のメリット
最大のメリットとしては、以下3つです。
- 考え行動することで意思決定する力が身につく
- 価値ある提案力が身に付く
- MBA取得による社会的認知が広がる
考え行動することで意思決定する力が身につく
組織の課題解決のために何ができるかを考え、行動することで明確な答えのないものに確かな根拠を持って、課題解決に導く意思決定力が身につきます。
価値ある提案力が身に付く
MBAという学位を保有し、様々な課題に向き合うことで価値のある提案力が身に付きます。
MBA取得による社会的認知が広がる
企業や国による評価は様々であると思いますが、MBA取得を機に自分のキャリアアップさせて、実践し結果を出すことで収入が上がります。
MBA取得のデメリット
MBA取得に関わる費用が大きなデメリットです。
MBA取得にかかる標準的な費用としては、2年間で約300万円もの学費を必要になります。
教育訓練給付の指定を受けている経営大学校であれば、最大2年間で約112万円の給付を受け取ることができお得です。
それでも300万円–112万円=約188万円の費用を支払う必要が出てきます。
社会人といえども簡単に用意できるお金ではありません。
家庭を持つ人でかなり厳しい金額になります。
また、通常は2年でのMBA取得を1つの基準としていますが、仕事が忙しいビジネスマンの場合2年で資格取得できない場合もあります。
そうなった場合には延長で3年目、4年目といった費用がさらにかかることになります。
先行きのわからないことに対して大金を支払わなければならないことになりかねません。
ビジネススクールに通う本来の目的
皆さんはビジネススクールに通う目的は何だと思いますか?
「MBA取得して、自身のキャリアアップに繋げたい」
「MBAを取得して、収入をアップさせたい」
人によって様々な目標や目的があるはずです。
このような目的を考えると必ずしもMBA取得することが本来の目的ではありません。
MBAは資格であり、それを取得した人がいかに知識を活用して実践に落とし込んでいくことに価値があると思います。
ここで、勘違いしていけないことは『MBA取得がゴールではない』ということです。
ビジネススクールはオンラインとオフラインの2種類
ビジネススクールでは2種類あります。『オンライン』か『オフライン』であるということです。
オンラインビジネススクール
オンラインはビジネススクールが提供するコンテンツを視聴することやミーティングにオンラインで参加することなどを指します。人が実際に顔を合わせる機会は、オフラインイベントの時など限られています。時間や場所の制約を受けることなく、それぞれが自分のペースで好きな時間に学ぶことができることが最大のメリットです。
オフラインのビジネススクール
オフラインは、実際に人が集まって講義やミーティング、交流を通して学びを深めていくことなどを指します。オフラインで交流会も開催されており、1つのコミュニティーになってることも。直接人が集まることから、人脈作りなどができることもメリットになります。
オフラインで学べるビジネススクール
オフラインで学ぶことができるビジネススクールを、3つピックアップしてご紹介します。
- WILLFU ENTRE ACADEMY
- 日経ビジネススクール
- グロービス経営大学院
働きながら始める実践型ビジネススクール WILLFU ENTRE ACADEMY
ビジネスマンが働きながら起業を始めることができる短期型ビジネススクールです。
元リクルート出身の黒岩氏が主催となりスピード感があるスクールになっています。
- 目的
- 対象者
- 費用
- 場所
知識ゼロから起業スキルを学び、働きながら3か月で収益化した後に起業する目的
働きながら短期間で収益化する事業をつくり、本気で起業したいと考えている人
費用は公式HPで非公開になっていますが、評判では月額3〜4万円程度
東京都渋谷区
WILLFU ENTRE ACADEMY公式HP
日経ビジネススクール
グローバル化にも対応した講義を多数用意しています。セミナー参加型のビジネススクールになります。オンライン講座も合わせて利用可能です。
- 目的
- 対象者
- 費用
- 場所
グローバルにビジネスを推進し、社会に変革と活力をもたらす人材を育成すること
セミナーや講座に参加する際にその都度金銭が発生する仕組みになっており、会員登録とコンテンツ参照は無料
10,000~80,000円程度(コースにより異なる)
主に東京都
日経ビジネススクール公式HP
グロービス経営大学院
MBA取得を目的にキャリアアップを図るビジネスマンを対象にしています。オンラインとオフラインの2タイプあり、キャンパスが主要都市に7カ所あります。
- 目的
- 対象者
- 費用
- 場所
MBA取得を目的としている
MBA取得により、キャリアアップを図りたいビジネスマン
金:¥80,000、2年間で¥2,998,000、3年目以降は1年ごとに¥267,000
東京、大阪、名古屋、横浜、福岡、仙台、水戸
グロービス経営大学院公式HP
オンラインで学べるビジネススクール
オンラインで学ぶことができるビジネススクールを3つピックアップします。
堀江貴文イノベーション大学校(HIU)
堀江貴文イノベーション大学は、堀江貴文氏が手がけるビジネススクールです。
著名人や経営者が出演するメンバー限定の生放送があるなど、堀江氏の知名度を生かしたコンテンツが魅力の1つになっています。
堀江氏が提供する有益な情報や投稿など、オンラインで常に情報が入る仕組みになっています。
- 主催者:堀江貴文
- 料金:月額11,000円
- 参加人数:約1,000人
- プラットフォーム:Facebook/DMMオンラインサロン
人生逃げ切りサロン
WEBとITコンサルサービスを提供する、ワンダフルワイフ株式会社代表取締役のやまもとりゅうけん氏が運営する、日本最大規模の複業コミュニティサロンです。
複数のオンラインサロンの集合体であり、サロン収益を開発に投じたことで圧倒的低価格で、圧倒的高品質な学習環境を構築しています。
- 主催者:やまもとりゅうけん
- 料金:月額¥2,480(年一括払い:¥2,200/月)
- 参加人数:約5,500人
- プラットフォーム:自社運営
UR-U(ユアユニ)
「Google出身」と発言したことによる経歴詐称疑惑で大炎上した竹花貴騎氏が運営するビジネススクールです。
明日から会社で使うことのできるスキルやコンテンツ配信しています。
専用アプリをダウンロードすることで場所を選ばすに学びをすることが最大の魅力になっています。
コンテンツ内容のジャンルが豊富であり、独自のブログアウトプット制度や活動支援金制度などもあり、月額¥8,980以上のリターンが返ってくることが、最大のメリットです。
- 主催者:竹花貴騎
- 料金:月額¥8,980
- 参加人数:約10,000人
- プラットフォーム:自社開発アプリ
無料で学べるおすすめのオンラインサロンをまとめた記事もあるので、お金をかけずに学びたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【月額無料で】ビジネススキルがアップできる!おすすめの無料オンラインサロンTOP3ビジネススクールのメリット、デメリット
ビジネススクールのメリットデメリットについて解説していきます。
オフラインビジネススクールのメリット
オフラインビジネススクールのメリットは2つあります。
- 通うことで同じ学び会える生徒と交流ができて、モチベーションが上がる
- ビジネスで繋がることもでき人脈形成にも役立つ
通うことで同じ学び会える生徒と交流ができて、モチベーションが上がる
「今日は疲れたからやりたくないな…」と思うときでもその場所へ行けば強制的に受講することが可能です。
私も疲れてジムへ行きたくないと毎日思っていますが、とりあえずジムへ行くことで身体を動かすことに成功しています。『その場所へいくことを目的化する』ことです。
また、同じ志をもった仲間がいることで自分のモチベーションにもなり、刺激を受けて自分も頑張ることができる環境であると思います。
ビジネスで繋がることもでき人脈形成にも役立つ
ビジネスマンにおいて人脈形成は非常に大事にであり、様々な業界の人と関わることで俯瞰的にビジネスを見ることが可能になります。コミュニティが形成されている点についてもメリットになります。
オフラインビジネススクールのデメリット
オフラインビジネススクールのデメリットは3つあります。
- 仕事が忙しくて、参加することができない
- 1度進捗が遅れると取り戻しづらい
- 1度に多くの支払いがある
仕事が忙しくて、参加することができない
仕事の繁忙期など仕事が忙しくて参加することができない場合があります。振替の講義も都合が合わずに参加できない場合もあります。
1度進捗が遅れると取り戻しづらい
1度遅れるとその後の講義の日程なども変更になりペースを取り戻すことが大変になります。計画通りにいかずに途中で辞めてしまうこともあります。
1度に多くの支払いがある
1度に多くの支払いがあるため、途中で辞めたいと思っても返金されない場合があります。途中で方向性や方針が異なった際に多額の損失になってしまいます。
オンラインビジネススクールのメリット
オンラインビジネススクールのメリットは2つあります。
- 隙間時間で学ぶことができる
- 反復学習ができる
隙間時間で学ぶことができる
オフラインのビジネススクールは都心にあることが多く、地方だと通うことすら難しい場合があります。
オンラインビジネススクールであれば、インターネット環境さえあれば学び機会の損失にはなりません。
電車での通勤時間やちょっとした隙間時間など、自分のペースで学習を進めることができます。
隙間時間を有効に活用することで、まとまった時間を確保する必要がないので、普段忙しい人でも合間を見つけて学習できます。
反復学習ができる
動画でコンテンツを配信しているため、何度も講義を視聴することができます。反復学習や倍速再生で自分の学びのレベルに合わせることが可能です。メモを見返すより同じ講義を受けることのほうが、より効率的な学習になるのでおすすめです。
オンラインビジネススクールのデメリット
オンラインビジネススクールのデメリットは3つあります。
- 強い意志がないと継続できない
- オンライン上での人脈作りが難しい
- 仲間からの刺激を受けづらい
強い意志がないと継続できない
オンラインである以上、自分の意志で学ばないとお金だけを払う状態になってしまいます。幽霊会員となり、支払いだけする無駄な状態になってしまいます。
自分自身のモチベーションを上げる工夫が必要です。
オンライン上での人脈づくりは難しい
各ビジネススクールのプラットフォームによりますが、オンラインの場合積極的に自分で行動したり、オフライン会などに参加しない限り、オンライン上での人脈づくりは難しくなります。
仲間からの刺激を受けづらい
オンライン上であると誰がどのように頑張っているかが可視化しづらく、刺激を受ける環境が整っていないことがあります。
おすすめはオンラインビジネススクール
ここまでオフラインとオンラインのビジネススクールについて解説してきましたが、オンラインビジネススクールがおすすめです!
なぜかというとビジネスマンは非常に忙しいため、時間と場所を選ばずにどこでも学ぶことができる環境が必要であると思います。
オンラインであれば、通勤中、移動中、自宅、カフェなどスキマ時間でも勉強をすることができるため、非常にオススメです。
さらに、月額制であることから費用がそこまでかからず始めることができます。
さらに、ビジネススクールの内容が自分と合わない、求めていたものと異なるなどそういう場合には、すぐ解約することもできます。お財布にも優しく良心的です。
ビジネスで必要なことは学ぶことでななく実践すること
ビジネスで一番重要なことは学ぶではなく、実践することです。学んで満足してしまう方も少なくありません。
学んだことを会社や副業などで実践しないと、学んだ時間とお金が無駄になってしまいます。
学びを実践することで自己投資したビジネススクールの費用が莫大なリターンとして返ってくることになります。
いつまでも学びだけをしていては、準備期間で夢や目標が終わってしまうため、学び(インプット)をしたら必ず実践(アウトプット)を継続していきましょう!
まとめ
今回はビジネススクールとはについて解説してきました。
MBA取得に関するビジネススクールや、MBA取得を目的にしないビジネススクールの両側面を中心に説明させていただきました。
大切なことはMBA取得がゴールではないということです。
大事なことは、学んだことを仕事の場面でどう実践していくかです。
『今という時が1番若い』ということを忘れず、ビジネスマンのあなたも今日から自分を日々アップデートするために勇気を持って行動してみてください!
明日への未来のために今から挑戦をしましょう!