みなさんこんにちは!
オンラインサロンマニアのあさまるです!
先日から全国的に緊急事態宣言が解除されはじめ、仕事やプライベートなどあらゆる面でコロナ禍以前の生活に戻りつつある方も多いのではないでしょうか。
しかし、まだ以前ほどの活気を取り戻したり、利益回収へのアクションを起こしたりするのは難しいところだと思います。
そこで今回は、キングコングの西野亮廣さんが投稿されている動画『「行動」の意味を履き違えるな』の解説を通して、アフターコロナの世界を生き抜く手立てについて考えていきます!
こんな人向けに記事を書いています
・アフターコロナの社会を生きていくために必要なヒントを知りたい方
・「行動」って何をしたらいいんだろう?とモヤモヤしている方
・西野亮廣さんについて興味がある方
この記事を読んでわかること
・あえて「行動しない」選択のメリット
・取るべき行動の見定め方
・西野亮廣さんが考える「行動」について
この記事を書いている人
あさまるです。
静岡県出身の20歳。
2年間の高校留学を経て、現在は都内の大学生をしている。
現在はフリーランスで声優とライティングの仕事を掛け持ち中。
目標はノマドとして生きること。
西野亮廣さんとは
引用元:oricon.co.jp
今回取り上げるのは、お笑いコンビキングコングとして活動するかたわら、絵本作家としても活躍し、さらには個人のオンラインサロンも運営されている西野亮廣さん。
西野さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」は日本最大の会員数を誇り、その内容も多岐にわたります。
また、著書も多数出版しており、ビジネスを絡めた社会問題に精通されている方でもあります。
さらに深く知りたい方は、以下のリンクを参考にしてみてくださいね!
時間は有限である
それでは、本題に入っていきましょう。
時間はどのような立場の人にも等しく平等に与えられた有限な資源です。
したがって、自分の時間をどこに、誰に投資するのかという決断は自分の人生そのものの質を左右すると言っても過言ではありません。
未だ世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。
緊急事態宣言や自粛要請によってビジネスが窮地に追いやられた方や、先行きに不安を感じて今後の対応策を見直されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、どれくらい先の未来を設定するかによって効果的な対応策は異なります。
コロナが収束し、経済が通常のスピードで循環しはじめるまでに一体どれくらいの期間を要するのかを考えることが重要な基盤になるのです。
1ヶ月、半年、はたまた1年以上、さまざまな可能性が考えられますが、緊急事態宣言の解除や現在の社会状況を鑑みて、西野さんは一週間の場合を例に挙げてお話しされていました。
イレギュラーな時期を1ヶ月と仮定して対策を考える場合、多くのビジネスモデルにおいて通常時の流れに戻すことを見越してさまざまな手を打とうとしますよね。
西野さん曰く、「戻ることを見越しながらも試行錯誤して足掻くこと」が最も非効率だというのです。
これは一体どういうことなのでしょうか。
動画内でお話しされていた例を通して詳しく考えていきたいと思います。
ある日、Aさんが車を運転していると突然雨に降られ、土砂崩れが起きて道が塞がれてしまいました。
通行止めが解除されるにはかなり時間がかかりそうで、Aさんはその場で車を乗り捨て、山を登って自力で土砂崩れが起きた場所を乗り越えることにしました。
それでも、目的地まではまだまだ遠く、やはり車を使わなくてはいけません。
そこでAさんは、さらに10キロ先にあるレンタカーショップまで徒歩で向かうことにしたのです。
しかしそうこうしているうちに土砂崩れが起こった道は開通し、結果自分より後ろにいたはずの車に追い抜かれてしまうのでした。
Aさんは開通の見通しが立たない中、車で待機するよりも、アクションを起こし続けることを選びました。
この場合、待機と行動、どちらの道を選んでも当初の予定に間に合わなかったことは確実であすが、どうせなら前者を選択した方がまだ早く到着していた可能性があったのです。
待つか動くかの選択
この例は、コロナ禍における人々の行動にも当てはめて考えることができます。
人は何かしら行動を起こし続けた方が自分が確実に前に進めているような感覚を持つことができるので、精神衛生上はいいものであるように感じます。
しかし同時に、行動することを安心材料として捉えてしまいがちなのです。
アクションを起こす時に必要なのは、まずその対応策がいつまで効果を発揮するのかを冷静に見極めること。
そして通常時と非通常時のマネーフローや社会の動きを比較・俯瞰してみることです。
もちろん、非通常時を乗り切るための資金繰りも大切なので、飲食店がおこなっているデリバリーやテイクアウトなどの対策は取り入れられるべきだと言えるでしょう。
一方で、先の見えない焦りからそのビジネスの本来の在り方やコンセプトからずれたサービスの変更などは非常にリスキーです。
これらは逆にイレギュラーな状態が一年以上続かなければ割りに合わなくなってしまう可能性が高く、実際にこうした対策案を立ててしまう所が少なくないというのも西野さんの見解です。
押さえるべきポイントは、戦略的撤退・待機も行動の一つとして視野に入れておくということ。
しかし前述したように、これらの戦術を用いるためには対策の正しい適応期間を見極める必要があるのです。
対応策の適応期間を見極める基準
動画全体の分析を通して私が思う見極めポイントは以下の3つ。
特にアフターコロナの対策として基準になるものを挙げていきます。
① 通常時の売り上げ・利益・需要
② 自粛度の高さなどの社会的動向
③ 行動を起こさないのと起こした場合の支出
一つひとつ詳しく説明していきます。
① 通常時の売り上げ・利益・需要
まず、通常時におけるそのサービスの集客率、利益率を考えてみてください。
普段どれくらいの余裕を持って運営できているのかを振り返ることで、イレギュラーな状況が改善した後の復活スピードなどを予想することができます。
もしもその見通しが1ヶ月先など短期的なものであれば、西野さんのおっしゃるように「待つ」ことの方が得策と言えるでしょう。
緊急時に消費が落ち込み利益率が減ってしまうと、思考もその数字に左右されがちです。
しかし、練るべき対応策の規模を冷静に見つめることが「生き残る」ための重要なポイントになるのです。
② 自粛度の高さなどの社会的動向
①では自分のサービスの振り返りと対応策の規模について考えました。
次は、対社会の目線に切り替えます。
今回のコロナを例に挙げると、緊急事態宣言が出されたことで一気に世の中が自粛モードになり、家で過ごされる方が増えましたよね。
しかしゴールデンウィークがあけ、日々感染者が減少していることが報道されはじめると、だんだん日常的な人の流れが戻ってきました。
また、日本は外出者を法的に罰するというような厳しい措置にまでは踏み切っていません。
実際に仕事で毎日外出せざるをなかった人々がいたことも事実です。
そのような状況を総合的に考えることも、対応策の見通しを立てる上での指標になってきます。
状況を平面的に捉えるのではなく、リアルな反応に目を向け続けることが大切なのです。
(例:緊急事態宣言が解除された・されていないということだけでなく、その間の人の動きは全国的に見てどのように変化していたかを分析する など)
③ 行動を起こさないのと起こした場合の支出
それでは最後に、実際に考えた対応策を実行に移すかどうかの判断をします。
やはり一番大きな基準となるのはコストです。
消費が落ち込んでも、家賃や人件費などの固定費は毎月必ず流れ出てしまいます。
そのため、固定費支出による赤字に焦り、なんとかそれらを回収しようと新たなサービスに資金を投じようと考える方も少なくないはずです。
しかしこれも先ほどと同様、もしも短期間で事態の収束が見込める場合、新サービスへの出費の方が痛手となってしまう可能性が高いのです。
・そのサービスが現状の利益回復にも役立ち、状況が改善した後も引き続き利用されるものなのかどうか。
・既存のサービスと比べてどちらの方が需要があるのか。
①と②で振り返ったサービスの現状と社会の状況、そして新サービスのコストや必要性。
これらのバランスを慎重に考えること(表立ったアクションを起こさないこと)も「行動」の一つなのです。
動画の例に当てはめて考えてみる
以上3点を踏まえた上で、西野さんが動画内でお話されていた例について考えてみます。
あなたが、ディズニーランドを運営していると仮定しましょう。
コロナの影響もあり、開園は1ヶ月先。
その間、従業員の給料やその他さまざまな固定費を賄うための収入を確保しなければ赤字が出続ける一方です。
そこで、一ヶ月の間で出るはずだった利益を少しでも回収しようと、あなたは策を練ります。
結果として、自宅で楽しめるビックサンダーマウンテンVRを開発しようと思い立ちました。
今あなたには二つの選択肢が用意されています。
① 開園できるようになるまで何もせず、固定費で1億円の赤字
② VRコンテンツの開発に対して1億2000万円の支出
さて、あなたならどちらを選びますか?
西野さんは、確実に①を選んで開園してから全力で回収に努めるとおっしゃっていました。
一億円の赤字などはあくまでもわかりやすく設定された例にすぎませんが、ここでも前述した①〜③に沿って考えてみましょう。
① 通常時の売り上げ・利益・需要
東京ディズニーリゾートは非常に幅広い層からの人気を誇り、チケットの値上げなどが繰り返されてもなお高い集客率を誇っています。
引用元:olc.co.jp
この表は2018年4月〜2019年3月の東京ディズニーリゾートの売上などがまとめられたものです。
まずこれらの過去データからサービスの需要を分析します。
その分析結果から状況回復後の見通しを立て、新たなサービスを開始する場合もその時期を判断する上での重要な目安となるのです。
赤字を埋められるだけの利益が見込めるかどうかも、こうしたデータを元にすると現実的な数値を算出することができます。
内側から数字を通して現状を把握するというのはとても大切な基盤にもなります。
② 自粛度の高さなどの社会的動向
続いて、人々の動向から予想できる開園後の集客率について考えてみましょう。
東京ディズニーリゾートの閉園からすでに3ヶ月が経過しました。
2020年5月現在、まだ具体的な開園日は発表されていませんが、すでにSNSなどではディズニーランド・ディズニーシーの開園を待ちわびる声がたくさんあります。
さらに緊急事態宣言も解除されたことによって全国の大型商業施設も営業を再開しました。
繰り返しになりますが、自分たちへ直接向けられた需要にとどまらず、社会全体で見たときの人の動きを基準に判断することを心がけることが大切なのです。
③ 行動を起こさないのと起こした場合の支出
さて、最後にコスト面から考えてみましょう。
・休園期間中に何もしなければ1億円の支出。
・VRコンテンツを開発・配信すれば、1億2000万の支出。
西野さんが前者にするとおっしゃったのには、一つ目の例ともつながりがあるとではないかと私は考えています。
今は東京ディズニーリゾートだけでなく、ユニバーサルスタジオジャパンなどの競合も同じく休園を余儀なくされていますよね。
つまり、全員土砂崩れでふさがっている道で待機している状態なのです。
そんな中でVRシステムの開発に時間とお金を投じることは非常にリスクが高いというのはおわかりいただけると思います。
さらに詳しく考えると、ここには2つの理由があると言えます。
1つ目は、短期で突発的に生み出すコンテンツとしてはあまりに判断材料が少なすぎるということ。
新たなサービスを提供するには需要を知るためのさまざまな試験が必要になりますし、開発に必要な時間も、サービス配信後の需要も読めません。
続く2つ目の理由は、現状のサービス(実際にテーマパークに足を運ぶこと)の方が安定的な需要と利益を生み出しているということです。
そもそも、東京ディズニーリゾートが日本・世界トップクラスのテーマパークと言われる理由はなんでしょうか。
それは、アトラクションのクオリティーだけにとどまらず、現実世界から切り離された「夢の国」という空間づくりを徹底しているからです。
家で楽しめるVRコンテンツは確かにアトラクションの雰囲気を楽しむことはできますし、入園チケットよりも安価であることは魅力の一つでしょう。
しかし、アトラクションの種類も限られる上に、なによりも一番の楽しみである空間そのものの雰囲気を楽しむにはかなり不十分であることは想像できると思います。
土砂崩れを乗り越えて10キロ離れたレンタカーショップに向かっている間に、別の車(競合)に先を越されかねません。
本来のサービスが含んでいる「真の魅力」を欠いたサービスを提供することはむやみに支出を増やしてしまうことになりかねないのです。
ならば、固定費支出による赤字をグッと耐えて、状況回復後の対応について考えることも重要な行動の一つであると言えるのではないでしょうか。
アクセルを踏めるのは、ブレーキの精度を高めているから。
動画の最後に、西野さんはこのようなお話をされていました。
「僕はメディアなどのイメージもあってかバリバリの行動派という印象を持たれやすいんです。
確かに日常的にたくさんの行動をしています。
でも人の目に着くのはそういう動いている姿だけでなんですよね。
実は裏ではもっと緻密な準備をして守備を固めています。
車を改良すると言っても、ブレーキの整備ばかりしているイメージです(笑)
ブレーキの精度がいいからこそ、安心して思いっきりアクセルが踏めるんですよ。」
これには、わたしも非常に納得しました。
勢いよく進み続けることももちろん大切ですし、そのような突き進み方に憧れる人も少なくないはずです。
しかし、道は常にまっすぐであるとは限りません。
急なカーブや坂道、舗装されていない道に出くわすことも日常茶飯事。
だからこそ、ブレーキの整備(物事をはじめる前のあらゆる準備)が必要不可欠なのです。
そしてブレーキといっても、ただ止まっているだけではありません。
ここまでたくさんお伝えしてきたように、見えないところでできる分析・準備はたくさんあります。
「行動している」という概念を、アクセルを踏んでいる状態(外側から見て動いていると分かる状態)のみと思ってしまっている方はきっと一定数いらっしゃるはずです。
「我慢することも行動の一つ」という西野さんの考え方は、このブレーキ思考がベースにあってこそ生まれたものなのかもしれませんね。
「行動」の意味を履き違えるな。
西野さんからの力強いメッセージに、アフターコロナの世界を生き抜く方法について深く考えさせられた動画でした。
ここまでの記事で動画の内容にご興味を持ってくださった方はぜひチェックしてみてください!
10分ほどのラジオ感覚でサクッとみられるコンテンツになっていて、これ以外にも非常に興味深い内容の動画がたくさん投稿されています。
【西野さんの公式YouTubeチャンネルはこちら!】
youtube.com
学びは掛け合わせてこそ活きる!
ここからは、今回の動画解説とは少し異なる内容になります。
記事の中で対策の正しい適応期間を見極める3つの方法についてまとめました。
実はこれ、今回取り上げた動画の内容には含まれていません。
わたしは現在、MUPカレッジというオンラインスクールのウサギクラスに在籍しています。
先ほどまとめた3つの判断基準は、MUPカレッジで学んだ知識を応用したものです。
コロナの影響を受けてさまざまな企業や個人事業主、フリーランスとして働いている方々が皆さんそれぞれのフィールドで大きな打撃を受けていますよね。
わたしも大学生として日々慣れないオンライン授業を受けていますが、やはり先行きが見えないモヤのかかった状況を打開する唯一の手段は「学びの掛け合わせ」だと実感しています。
MUPカレッジでは、基本的にビジネスシーンで応用できる営業スキルや思考スキル、起業を目指す方に向けたノウハウをメインに学べます。
しかしそれ以上に、日常のあらゆる部分に通じている真理を学び、体得できるというのが最強の利点です。
今回のような約10分ほどの動画一つとっても、あらゆる知識に紐付けされて理解が深まるというのは、一般的な学校教育とも大きく異なるまさに「社会人のための学校」ならではですね。
また、スクール内に投稿されているウサギさん限定コンテンツでは、専門的なビジネススキルの他に、ウェブサイトの作り方から動画の魅せ方まで非常に幅広いテクニックを学べます。
コロナの影響でますます社会全体のオンライン化が加速している今、必ず活きてくるスキルが詰まっている場所です。
さらに、MUPカレッジの公式YouTubeではウサギさんクラスのコンテンツの抜粋に加え、相当豪華なゲストを招いての対談などもおこなわれています。
(ちなみに先日のゲストはなんとあの石破茂氏でした…!!)
校長の竹花貴騎氏によるトーク動画も、目から鱗な内容が盛りだくさんです。
ぜひこの機会に、学びを深めて社会を広く見つめる視野を養うチャンスに手を伸ばしてみてください。
【MUPカレッジの公式YouTubeチャンネルはこちら!】
youtube.com
経験則や前例に頼り切ったビジネスは、これからの時代なかなか一筋縄ではいかなくなります。
自分の可能性や知識を広げる場として「MUPカレッジ…気になる!」と思ってくださった方はぜひ以下の徹底解説記事もあわせてお読みください。
[clink url=”https://onlinesalon-mania.com/takehana-mup”]MUPカレッジ入会サポート(予約)
現在MUPカレッジは、「入会規制」がかかっております。
予約待ちが殺到するほどの人気サロンです!
お問い合わせフォームを送信するだけで、限定特典をプレゼント。
※以下、特設ページから受け取れます。
[clink url=”https://onlinesalon-mania.com/mup-support”]【竹花財団 MUPカレッジの公式HPはこちら】
公式HP
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
まだまだ以前のようには動きづらい状態が続きますが、アクセルは踏めなくてもアイドリングストップ状態でさまざまな水面下での行動を重ねていきましょう!
この記事が少しでも皆さんにとって参考になるものでありましたら幸いです。
この記事を書いた人
あさまるです。
静岡県出身の20歳。
2年間の高校留学を経て、現在は都内の大学生をしている。
現在はフリーランスで声優とライティングの仕事を掛け持ち中。
目標はノマドとして生きること。